今日はアメリカ合衆国の独立記念日です。
2012年07月04日今日はアメリカ合衆国の独立記念日です。
20数年前、ミッションイン・ポッシブルで人気のトム・クルーズが主演の映画「7月4日に生まれて」を見たのを思い出します。
当時トップ・ガンで一世を風靡したトム・クルーズが鳴り物入りで主演した映画です。目立った興行的ヒットはありませんでしたが、ベトナム戦争帰還兵の悲惨と社会的矛盾の問題を提起してとても良い作品でした。
彼、トム・クルーズは国の英雄として故郷からベトナム戦争へ送り出され、戦禍にて下半身不随となります。しかしアメリカの習慣としてベトナム帰還兵は優遇され、しかも障害をもつ負傷兵は英雄とされました。
日常の生活では、表面的には周囲の人の温かい歓待があり、友好的に装うのですが、実際は気性の荒い、厄介者として倦厭されてしまします。その現実にを突き付けられたトム・クルーズは回復することのない自分の体と将来に失望し自殺を試みますが、半身不随の体では実行できません。しかし、その中で生きがいをようやく見出し、戦争の悲惨さを社会に強く訴えるようになります。
我々の存在する社会も、戦争を再び起こしえない危機感を覚えるときがあります。特に、若者の間で過去の暗い歴史や負の遺産に目を止めないようにする傾向があることです。
今、日本では水面下で、世界に冠たる憲法9条である戦争放棄が変えられようとしていますが、これは非常に危険です。
この映画を見たとき、強く感じ願ったことは、日本が再び過ちを犯すことなく、唯一の原爆被害国として平和の大切さを強く世界に訴えることであります。
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