摂食・嚥下障害と食品による誤嚥・窒息
2011年11月29日年末年始に餅などで誤嚥(食べ物などが気管に入ること)され窒息される方が多くいます。
これにより亡くなられる方は年間4500人、そのうち65歳以上が90%を占めます。
また高齢者にとって、誤嚥は肺炎(誤嚥性肺炎)の原因にもなりますのでこれを防ぐことは大きな課題となっています。
事故を起こしやすい食品は餅、米、パン、の順になっています。ちなみに米国ではホットドッグやナッツなどが挙げられています。
また、奥歯が無いまま放置しており、入れ歯を使わずに食事をしている状態は危険です。
認知症の方や精神安定剤、入眠剤などを服用されている方も窒息を起こしやすいというデータが出ております。
予防として
1. 口を閉じながら食べる
2. しっかりめる義歯(入れ歯)を使う
3. 奥歯で咬む
4. 良く咬み細かくすりつぶす
5. 唾液とよく混ぜる
6. 一回量を多くしない
などがあげられます。高齢者の介護をしている方は、これからの季節は十分にお気をつけください。
- 前のページ:明けましておめでとうございます
- 次のページ:バイオレゾナンスにおける振動の意味