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柔道への思い

2012年03月23日

開業してから、多忙に感けて道場に行かなくなり、柔道から足が遠のいています。
家にある柔道着を見るといろいろな事が思い出されます。

柔道に興味を持ったのは高校生のとき、水道橋の講道館まで通いました。
しかし、段を取るまでに至らず、挫折してしまいました。
「自他共栄」、「柔よく剛を制す」は柔道の精神であり、誇り高き教えと思いました。柔道とは勝つことを目的とした武道ではありません。受け身に始まり受け身に終わります。「受け身」とは相手に投げられて取るのもです。
その後、大学や、仕事の関係で続けることはできなかったのですが、日々の生活が少し落ち着いた30代半ばで始めました。初段を取ったのは1998年3月11日、東日本を揺るがす大きな震災が起きたのと同じ3月11日です。当時私の人生の中でも激震が走りました。とても不可能と思っていた「初段をとる」ことが可能になったのです。これは私に大きな自身をもたらしてくれました。当時36歳でやっと取れた柔道の初段が懐かしく思います。

当時、柔道の師範が「30から柔道は難しいがやってみるか」と言われ、段位を取ると決意したことを思い出します。新たなる挑戦が自分の人生にとって大いに励みになりました。
決意を決めたこともあり道場入門して1年半くらいで取れたと思います。

二段になるためには、さらに修練が必要で審査に合格するためには、柔道連盟の公認される試合で5回勝たなければいけません。高校生や、20代の初段の方々と試合をするのは、当時の40歳に近い私にとってあまりにも大変でした。どうにか約3年の歳月をかけて2段を取得することができたのはこの上ない喜びです。
またいつか、時間を作り柔道を再開したいと思います。